「『日本禁歌集』の宇宙」 と 「キオクの方法 i」
記忘記。人間を読む。音を読む。
意識の底の底に降り積もる未だ語られざる記憶を記録する。
■別冊 note/ off note vol.1
『日本禁歌集』の宇宙
好評発売中!
B6版186頁/装幀画・竹中英太郎/デザイン・青木隼人/定価1500円(税抜価格)
発売元 邑楽舎/販売(株)ビレッジプレス

うたの復権。 まずは「禁歌」よりはじめよ。
1970年代初頭、硬骨のルポライター、竹中労によって制作された大衆芸能&音曲集、『日本禁歌集』。およそ四十年の時空を超えてまぼろしのアンソロジーが今再び甦る。「禁歌」、いにしえより市井で育まれた民衆芸能&庶民諸芸の元姿に想いを馳せながらこの国の〈うた〉の向かうべき行方を探る。日本大衆芸能史の過去・現在・未来を鋭く照射する画期的大衆文化論考集。
〈目次〉
まえがき-いまなぜ、「日本禁歌集」なのか(記忘記同人)/『日本禁歌集』頌(小沼純一)/『日本禁歌集』に垣間見る芸能の始原(朝倉喬司)/かっぽれ口上(桜川ぴん助・二代目)/江戸前の粋き方-桜川ぴん助独演会のこと(原田健一)/極寒の地に訪れた「春」の到来(マイクモラスキー)/旦那と芸人の弁証法的関係の考察を中心に―「混民族連邦のゆめ」にむかって(滝口浩)/日本禁歌集に寄せて(細川周平) /「波まくら博多淡海」を聴く(梁木靖弘)/竹中労さんの気配(村松友視)/公序良俗の�恥部�をしたたかに撃つ庶民の知恵(湯浅学)/禁歌が禁じられない時代に(北里義之)/『日本禁歌集』に底流するアングラ精神(有馬敲)/「日本禁歌集」とボーディ・ソングの系譜(中川五郎)/『海のチンボーラ』の季節(普久原恒勇・ビセカツ)/嘉手苅林昌が醸し出すオキナワの聖なる気だるさ(高嶺剛)/七〇年代の竹中労(井家上隆幸)/性典の霹靂ー『日本禁歌集』の復刻を慶ぶ(小川真一)/これぞ日本人、これぞ人間、というまっすぐな視線(松山晋也)/まず、「禁歌」よりはじめよ(鈴木義昭)/「歌」の「禁」など不可能である(佐々木敦)/酔談・日本禁歌行(朝倉喬司×日名子暁)/月岡の夜 夢の夜(上野茂都)/竹中労の声(平井玄)/六代目笑福亭松鶴の話芸(林幸治郎)/URCの頃(加川良)/フォークソング運動が果たしたもうひとつの役割(中村よお)/うたっこのふる郷 (浅野和子)/竹中労さんとの東北「歌っこ」取材の旅(上島敏昭)/浅野梅若と秋田民謡(高沢章雄)/「秋田音頭」のこと (山谷初男)/「禁歌」の呪縛を逃れて(北中正和)/竹中英太郎 あやかしの小宇宙(鈴木義昭)/『日本禁歌集』宇宙の旅へ(神谷一義)
■ブックレット「講座オフノート」 VOL.1
キオクの方法1-沖縄「島うた」の成立を中心に
A5判 64頁/初版限定500部/定価600円(税込価格)※送料含・800円

「講座 オフノート」の全内容をフォロー・再構成。第1号のテーマは沖縄島うたの成立について。これまで常に「沖縄ローカル」「地域性」という文脈のなかでしか語られてこなかった島うたを「旅する音楽」として捉え直す作業を通して、「もうひとつの大衆音楽」「世界音楽」としての大きな可能性を示唆。想像力の「枠組み」を取り除くことで見えてくる「音楽と人の営み」の相関性を考察する。
[CONTENTS]
-キオクの方法 i -沖縄「島うた」の成立を中心に SESSION1 神谷一義(オフノート主宰)×原田健一(新潟大学教授/映像社会学)
-村(シマ)の中の里国隆 原田健一
-キオクの方法 i -沖縄「島うた」の成立を中心に SESSION2 神谷一義×原田健一 GUEST 井上修(映画監督/日本ドキュメンタリストユニオン)
-里国隆のうたを聴きに行った頃-竹中労と島うたのことども 原田健一
-レーベルという運動体 神谷一義
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