人気ブログランキング | 話題のタグを見る

INTER MUSIC FESTIVAL 2008

INTER MUSIC FESTIVAL 2008
「ここより遠く よりこのここに近く」
詩人・金時鐘をむかえて 音と、詩と、舞と、

■日時
2008年7月25日(金)18:30開場/19:30開演
7月26日(土)18:00開場/19:00開演
※25日と26日のプログラムは異なります。

■会場
R's Art Court (労音大久保会館)
東京都新宿区大久保1-9-10 TEL.03-5273-0806
JR新大久保駅下車徒歩8分
http://www.ro-on.jp/kaikan/rs-index.html

■出演
金時鐘/ばらちづこ/水野慶子/原田依幸/小山彰太
/張理香/金龍河/郭宰赫/趙寿玉/桜井大造

■料金
前売:4,000円/2日間通し前売:7,000円/当日:5,000円

■問い合わせ・前売予約
メタカンパニー TEL.03-5273-2821 e-mail:CBE09606@nifty.com
メディア・ルネッサンス TEL.03-5660-6509 e-mail:offnote@k5.dion.ne.jp

主催:IMF実行委員会


詩人の金時鐘さんが、夏の東京 新大久保にやってきます。
脇を固めるのは、昨年のNHKドキュメンタリー番組「海鳴りのなかを〜詩人 金時鐘の60年〜」の音楽を担当した原田依幸と張理香、そして韓国伝統芸能を担う最高峰の演奏家と舞踊家、
さらにはアジアを疾走するテント芝居の看板役者たち。
来年80歳を迎える金時鐘さんを言祝ぐ、2夜連続の劇的ライブです。

私が居ついてしまったさきは
百年がそのまま 思い止んでいるところ
百年を生きても 思い浸(ひた)る日はまだ
昨日のままで暮れているところ
故国に遠く 異郷に遠く
さりとてさまでは離れてもない
立ち帰ってばかりの いまいるところ
ここより遠く よりこのここに近く
「ここより遠く」より(詩集『化石の夏』所収)

金時鐘(キム シジョン) 
1929年、朝鮮元山市生まれ。光州と済州島を行き来し、解放を済州島で迎える。
南労党・予備党員として、南北分断に反対する武装闘争「済州島四・三事件」の渦中に。
その後、日本へ脱出。大阪では「朝鮮評論」の編集、民戦の活動、詩誌「ヂンダレ」の発行と激動の50年代を過ごす。55年、第一詩集『地平線』を上梓。59年「カリオンの会」結成。73年から88年には、正課・朝鮮語の教員として兵庫県立湊川高校に赴任した。現在は奈良県生駒市に住み、詩作を中心に、批評などの執筆、朗読や講演活動を続けている。詩集は『化石の夏』まで6集、集成詩集に『原野の詩』(小熊秀雄賞特別賞)がある。著書に『「在日」のはざまで』(毎日出版文化賞)、『わが生と詩』など。昨年「60年越しの宿題」であった訳詩集『再訳 朝鮮詩集』を刊行し、大きな話題を呼んだ。


ばらちづこ 朗読
劇団「野戦之月海筆子」のオリジナルメンバーにして98年以降は「独火星」作品にも参加、世紀末から新世紀にかけての両テント芝居にフル出演している女優。06年の舞台では火の海を背景に金時鐘の詩を絶唱、喝采を浴びた。

水野慶子 朗読
劇団「風の旅団」の旗挙げに参加、中心的女優としてアングラ芝居の記憶の層をいや増しに分厚く積もらせてきた。テント生まれのテント育ち。その眼光は、コンクリート壁をもテントシートの如く軽く突き動かしてみせるだろう。

原田依幸 ピアノ
70年代後半、本邦初のフリージャズオーケストラ「生活向上委員会大管弦楽団」を結成、絶賛を博す。その後は富樫雅彦、アンドリュー・シリル等と競演。自身のグループで演奏しつつ、全国に100名を超える参加者をもつ「大怪物団」を主宰。

小山彰太 ドラムス
76年、森山威男の後を受け山下洋輔トリオに参加。坂田明と共に“第二期黄金時代”を築く。数多くのレコーディングやツアーを経験、特にヨーロッパで大きな賞賛を浴びた。現在も様々なセッションに参加、日本ジャズ界にあって不可欠の存在。

張理香(チャン リヒャン) 伽?琴(カヤグム)
正楽伽?琴(カヤグム)および玄琴(コムンゴ)奏者。91年より咸洞庭月流カヤグム散
調
完奏にこだわり、毎年独奏会「滅紫月(けしむらさきのつき)」を開催している

“The motto is playing music from the heart”

金龍河(キム ヨンハ) 奚琴(ヘグム)
韓国伝統音楽界における若手随一の奚琴(ヘグム)奏者。韓国伝統の打楽器奏者
でもある。04年東亜コンクールのヘグム部門での金賞受賞により兵役免除となり日本へ留学。約1年間の滞在中に公演を多数行う。

郭宰赫(クァク ジェヒョク) ?篥(ピリ)
城南市立国楽団常任団員。07年韓国ソウルでの金大煥の追悼公演時に偶然、彼のソロ演奏を聴いた原田依幸が見出した、韓国伝統音楽の若手No.1の?篥(ピリ)および太平簫(テピョンソ)奏者。

趙寿玉(チョウ スオク) 舞踊
韓国と日本において長年にわたり活躍する舞踊家。そのサルプリ舞は他の追随を許さない。重要無形文化財第97号(サルプリチュム)履修者。公演活動のかたわら、韓国伝統舞踊教室「チュムパンの会」を主宰。

桜井大造 司会進行
70年代「曲馬舘」、80年代「風の旅団」、90年代以降「野戦之月海筆子」を主宰するテント芝居の第一人者。テント芝居とともに時代を疾走し続け、近年は東アジアのもうひとつの「魔の時間」を掘り出しにかかっている。


企画・制作:神谷一義(off note)
構成:池内文平
演出:桜井大造
舞台監督:原田依幸
監督補佐:渡辺薫
舞台美術:長友裕子
音響:石崎信郎
舞台制作:野戦之月
宣伝美術:田原政輝、神山武生
協賛:(株)スタジオタム
協力:メタカンパニー

INTER MUSIC FESTIVAL 2008_a0000682_134344.jpg

INTER MUSIC FESTIVAL 2008_a0000682_1343288.jpg