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One Day Festival 2014 in Tokyo

いま、新たな出会いを求めて

「One Day Festival」はソウル在住の音楽家パク-チャンス氏の呼びかけの下、2014年7月12日に韓国・中国・日本三カ国各都市で150公演を同時開催するプロジェクトです。本フェスティバルの重要なコンセプトは〝舞台と客席〟〝国と国〟の間にボーダー(境界)はないというものです。三カ国の観客すべてが同じ日、同じ時刻に特別な経験を共有し、相互に演奏者を交換しながら理解を深め、韓国・中国・日本の新たな文化交流のありようを模索していく試みです。本東京公演では韓国から、2005年公開以来1230万人を動員した大ヒット映画「王の男」の音楽を担当して俄然注目されたノルムマチと伝統音楽の世界で将来を属目されながら一点に留まらず挑戦を続ける新進気鋭の音楽家・郭宰赫氏を迎えて音楽における「伝統」と「現代」の境界を跳び越えた興奮と感動の一夜限りの饗宴をお届けします。

【出演】
原田依幸(ピアノ)
杵屋三七郎(唄、三味線) 
ノルムマチ
金株弘(チャング、ケンガリ、ジン、唄)/李鎬沅(チャング、ケンガリ、ジン、コーラス)/吳玹朱(チャング、ケンガリ、ジン、テピョンソ、コーラス)
張理香(カヤグム)
郭宰赫(ピリ、テピョンソ)
趙寿玉(舞踊)

【日時】
2014年7月12日(土曜日)
18:00 開場/19:00 開演

【会場】
R's Art Court (労音大久保会館)
東京都新宿区大久保1-9-10
電話03-5273-0806
[JR新大久保駅下車徒歩8分

【料金】
前売3500円/当日4000円

【お問い合わせ・前売予約】
メディア・ルネッサンス
電話 03-5660-6509
携帯電話 090-5516-4283(神谷)
メール offnote@k5.dion.ne.jp

【主催】
One Day Festival 東京実行委員会

【協力】
パク・チャンス


【出演者プロフィール】
原田依幸(はらだ・よりゆき) 
1948年生まれ。世界有数のフリージャズのピアニスト。1975年、梅津和時とニューヨークに乗り込み、ウィリアム・パーカーらロフト系ミュージシャンと競演。帰国後、伝説的なジャズオーケストラ「生活向上委員会大管弦楽団」結成。1980年、梅津とのデュオでドナウエッシンゲン音楽祭出演、大絶賛を博す。その後、富樫雅彦、アンドリュー・シリル、トリスタン・ホンジンガー、ルイスモホロ、等と競演。現在は望月英明、時岡秀雄、石塚俊明を擁する自身のグループで演奏しつつ、全国に100名近い参加者をもつ「大怪物団」のリーダーとして活動。韓国カイスト大学にて公演し大好評を博す。ロシア、リトアニア等海外公演も多く、無声映画、人形劇等、他ジャンルとのコラボレーションも積極的に行っている。オリジナルアルバム多数。

杵屋三七郎(きねや・さんしちろう) 
1972年生まれ。東京芸大卒業。90年、杵屋五三吉に師事、翌年、杵屋三七(現 杵屋三左衛門)に師事、「三七郎」の名を許される。さらに清元節を清元栄三郎師、小唄を長生秀師、荻江節を荻江露舟師、舞を田中竹子に師事。稀音家浄観賞を受賞。1998年、国際演劇人類学会ヨーロッパ公演に出演。同年、ポルトガル・グルベンキャン劇場では自作作品「都」を発表演奏。2000年、文化庁文化芸術インターシップ研修員に選出される。04年、銀座かねまつホールにて「三七郎の世界」開催。07年、ドイツ・デュッセルドルフにて「日本伝統芸能観賞会」開催。09年、「邦楽夜会」で渡邊英綱賞を受賞。10年六本木DOZホールにて「三七郎の邦楽サロン開催。13年、ニューヨークライブアーツ「bell」公演に出演。現在、歌舞伎公演、演奏会、TV、ラジオ、海外公演、国際交流等で活躍中。

金株弘(キム・ジュホン) ノルムマチ
金株弘1971年 全羅南道珍島生まれ。1993年の初代ノルムマチ創団メンバー。2006年 ソウル演劇祭音楽賞受賞。映画『王の男』プンムルノリ指導及び出演によってその存在を広く知られるようになる。ノルムマチ代表及び芸術監督。 ノルムマチ(NOREUM MACHI)は、韓国伝統音楽の独創的な音楽語法(リズム、呼吸、唱法)に基づいて「現代における伝統音楽」を追求する芸術団。「New Wave Korean Music Group」をスローガンに、観客を興奮と感動の渦に巻き込む独自のパフォーマンスは圧巻。海外公演もアジア、ヨーロッパ、中東 、南北アメリカ等30カ国60都市におよび世界各地に共鳴の和を広げている。 今回は金株弘 、李鎬沅(イ・ホウォン)、吳玹朱(オ・ヒョンジュ)、3人のメンバーでの来日となる。

張理香(チャン・リヒャン)
韓絃楽 滅紫月(けしむらさきのつき)代表。咸洞庭月流伽倻琴 散調演奏者。1982年、成錦鳶流伽倻琴散調を池成子に師事、伽倻琴、伝統舞踊・長鼓・歌等韓国伝統芸能全般を学ぶ。李王職雅楽部・李昌奎に宮廷伽倻琴 (正樂)を師事。「伽倻琴 散調」完奏(約1時間)にこだわり毎年独奏会、韓国伝統音楽「韓絃楽 滅紫月」公演開催。無形文化財第5号パンソリ鼓法(2013年3月指定される)の金清満の長鼓伴奏による開催4回。2001年、韓国ドキュメンタリー大賞受賞作「カヤグム」に出演。2007年NHK「詩人金時鐘の60年 海鳴りの中を」ドキュメンタリーで「六字ペギ」独奏。2009年、ロシアで「伽倻琴 散調」演奏。現在は「伽倻琴 散調」をさらに深めるべく李五奎、金茂吉両、正楽玄琴、玄琴散調の二代巨匠の下、研鑽に励んでいる。

郭宰赫(クァク・ジェヒョク)
韓国伝統音楽の若手No.1のピリ テピョンソ奏者。重要無形文化財 ピリ正楽および太吹打履修者。韓国芸術総合学校 伝統芸術院卒業後ソンナム市立管弦楽団の常任団員歴任。現在は国立管弦楽団団員に所属しながら自身のグループ「919-23」「Right BRAIN」のリーダーとして演奏活動している。2000年、東亜コンクール入賞。2001年国立国楽院主催全国国楽競演大会・管楽部門 金賞。2010年、KBS国楽大競演大会にて大賞。2007年、韓国ソウルで行われた金大煥の追悼公演時に偶然居合わせた原田依幸によって見出された韓国伝統音楽における逸材。その後もたびたび原田、張理香と共演、交流を重ねている。韓国伝統音楽の世界で将来を嘱望されながら決して一所に安住せず、他ジャンルにも飽くなき挑戦を継続する天才肌の硬骨漢。

趙寿玉(チョウ・スオク) 
長崎県対馬出身。韓国伝統舞踊教室「チュムパンの会」主宰。重要無形文化財「サルプリ舞」履修者。物心付いた頃から近所の在日韓国・朝鮮人一世たちが踊る姿に親しむ。高校卒業後、サークルを作り舞踊を始める。舞踊を本格的に習うために大阪「黎明」の崔淑姫を下関に招き指導を受ける。1981年、韓国留学。言葉、歴史、カヤグム、踊りを習う。日本に戻り、池成子、1987年から韓国の李梅芳(重要無形文化財 僧舞・サルプリ)に師事。韓国滞在中、舞踊韓国主催「新人舞踊コンクール」大賞受賞。北村唱優劇場、国立中央民俗博物館、日本文化院等で公演。1998年、東京芸術劇場「現から彼方へ」を皮切りに現在まで個人リサイタルを精力的にこなす。2009年、スタジオ開設、公演活動のかたわら舞踊教室、個人指導を精力的に行っている。
by masaru0801 | 2014-05-14 07:44