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「SP巷談 二〇世紀之大衆藝 2013」7月度例会のご案内

VOL.32
ノスタルヒアス(郷愁と憧憬と)
─阿保郁夫・我がタンゴ半生を語る

口演 阿保郁夫(タンゴ歌手)

本会は名タンゴ歌手にして永年に亘って中南米大衆音楽の紹介に尽力された音楽プロデューサー・阿保郁夫さんの会です。
第一回目の前回は主にタンゴとの出会い、ご自身の修業時代について、お話頂きました。音楽の現場から退いて十数年…。当日ご参加いただいた方は阿呆さんの往年の名唱を知らない方が多く、レコード、テープから歌声が流れ出すたびに驚嘆の声と感動の拍手が幾度となく湧き起こったことがとても印象的でした。はじめて接する阿保郁夫、その人の歌声に対する、「かつてこの国にもこんな凄い歌手がいたのか!」という率直な反応だったように思います。それはタンゴの魂、ノスタルヒアス、郷愁と憧憬を繋ぎ、肉声の黄金時代を強烈に喚び起こす奇蹟の歌声とタンゴに捧げた音楽半生への心からの共感の表現だったにちがいありません。
第二回目の今回は64年と66年の二回亘って行われた、藤沢嵐子、坂本政一&オルケスタ・ティピカ・ポルテニア等との長期海外公演の苦心談を入手困難な海外盤レコードをかけながら、たっぷりとお話しいただきます。世代を超えて感動と共鳴の輪をさらに押し広げたく、どなたさまも奮ってご参加下さいますよう。関係者一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

2013年7月5日(金曜祝日)19:00-21:30
1500円(1ドリンク付)
円盤 TEL/FAX 0TEL 03-5306-2937
杉並区高円寺南3-59-11五麟館ビル2F
JR「高円寺駅」南口を出て右(三鷹方面)線路沿い真っ直。
大将2号店を過ぎて漢方薬屋の隣。
HP:http://www.beyondo.net/enban/

※「SP巷談 二〇世紀之大衆藝」は毎月第一金曜日の開催、奇数月は阿呆郁夫さんによるタンゴ講座です。

【口演者プロフィール】
阿保郁夫(あぼ・いくお) 1937年生まれ。青森県弘前市出身。タンゴ歌手、音楽プロデューサー。アルゼンチンの音楽家、リカルド・フランシア、フェルナンド・テルに師事。1961年、NHK『歌の広場』でタンゴ歌手としてデビュー。1964年、藤沢嵐子の中南米ツアーに参加。アルゼンチンRCAで初録音。アルゼンチン作詞家作曲家協会の特別顕彰を受章。1966年、坂本政一&オルケスタ・ティピカ・ポルテニアと共にアルゼンチン、アメリカ、ヨーロッパ等を演奏旅行。1975年より音楽プロデューサーとしてタンゴやフォルクローレ等中南米大衆音楽のレコード制作に携わる。NHK金曜時代劇「山田風太郎 からくり事件帖-警視庁草紙より-」の主題歌「風のタンゴ」を歌う。CDに「明日は船出」(オフノート/1997)「風のタンゴ」(ビクターエンタテインメント/2001)等。
by masaru0801 | 2013-06-21 18:19