オフノート新譜アルバム先行通信販売のご案内とお願い

【オフノート新譜アルバム先行通信販売のご案内とお願い】

いつもお世話になっております。

久しぶりに以下、新譜アルバムを2アイテムをリリースすることになりました。

■マージナル/原田依幸 トリスタン・ホンジンガー 
off note on-61 [CD+DVD]
定価3.000円(税抜価格)3.150円(税込価格)

■HOMURA/原田依幸 崔善培 アルフレート・ハルト
off note on-62 [CD+DVD]
定価3.000円(税抜価格)3.150円(税込価格)

両アルバムとも私が最も尊敬するピアニスト・原田依幸名義のものです。市売りは12
月上旬ですが、通信販売による先行発売を行います。
…と書くと杓子定規になります。なにしろ「お願い」を申し上げようというのですか
ら。ズバリ本音でいきます。ご批判あることは先刻承知、けれども「先行発売」の裏
事情、楽屋裏をご理解いただかないことには「お願い」ともまいりません。何卒ご辛
抱の上、お付き合いくださいますよう。

皆様には先にご案内申し上げましたとおり、10月初旬、「Inter Improvisation
Music Festival 2007 KAIBUTSU LIVES」なるイベントを開催いたしました。原田依幸
とわたしたちの呼びかけに応じて、南アフリカ、アメリカ、オランダ、ドイツから活
動拠点も年齢もキャリアも違う4人のミュージシャンが結集してくれました。わたし
にとって、このような規模でのイベントはレーベル設立以来初めてのことで不安だら
けでしたが、多くの友人知己による物心両面による献身的なサポートを得て、なんと
か実現に漕ぎ着けることができたのです。おかげさまで東京・甲府・名古屋・京都・
ソウルの6公演を無事に行い、700名以上の動員を獲得することができました。演奏も
実に素晴らしいものでした。当のミュージシャンご本人たちが自らの演奏を感動をもっ
て語って飽きることがなかったのですから(ツアー中に何度、夜を徹して語り合った
ことか)。その姿に接して、「このイベントをやってほんとうによかった」、と心底、
思ったことでした。音楽を通じての文化・人間交流、わたしたちが未来に向けて築き
上げねばならない「人間のネットワーク」のための一筋の糸を世界のあちとこちに繋
ぐことができたと確信します。

…がしかし、わたしのもとにのこったのはけして大きな感動ばかりではありませんで
した。馴れない大規模なコンサート運営の結果、わたしたちのもとには大きな負債が
共に残ることになったのです。本イベントに関わった実行委員会のメンバーはすべて
手弁当。当然のことながら、感謝こそすれ、これまで以上の負担を彼らに強いるわけ
にはいきませんし、温情にあまえるわけにもまいりません。(実際には原田依幸夫妻、
メタカンパニー高沢社長はじめ、多くの友人、先輩が資金援助を申し出てくれたので
すが。多謝。)これまた当たり前のことですが、イベントの発起人たるわたしが全て
の負債を整理しなければなりません。正確には申しません、その額100万単位。

ご承知のとおり、永年の音楽貧乏暮らし。音楽制作に僅かな家財を傾け、今は正真正
銘の無一物。売るものと言えば、在庫のCDのみ。もちろん、一所懸命に働いて負債は
一日も早く返すこころづもり。その決意はもとより、このツアーの記念のために制作
したCD2アイテム、これを先行発売をすることで皆様にこの窮地を救っていただこう
という厚かましい了見。まさにまさに「お願い」なのであります。
もう少々、楽屋裏を明せば、我が窮状を見かねたディスクユニオン様(メタカンパニー
様肝煎りによる)が本アイテムの先行発売を引き受けて下さり、まとまった数を引き
受けてくださいました。しかし、この厚意も関東圏限定・全国には至りません。
わたしには、さらなるご助力を、と申し上げる以外に言葉がございません。
ただ、この音楽には自信がございます。どこに出してもはずかすくないもの、と自負
しております。

長々と書きましたが最後に。「お願い」でございます。
この音楽にご興味ある方、またはこの方面にあまり明るくない方は問わず、日頃、わ
たしたちの音楽を愛してくださっているお志ある方お一人おひとりに「何卒、何卒」、
とお願い申し上げる次第でございます。

お志ある皆様へ。

2007年10月28日 offnote 神谷一義 敬白。


以下、新譜アルバムの2アイテムの詳細です。

【新譜アルバム・2タイトルのご案内】

■マージナル/原田依幸 トリスタン・ホンジンガー
off note on-61 [CD+DVD]
定価3.000円(税抜価格)3.150円(税込価格)
初回限定ボーナスDVD付 竹中英太郎 ジャケット画

Disc1 Here [CD]
1.Everywhere 2.Nowhere

Disc2 There [DVD]
1.Erehwyreve 2.Erehwon

原田依幸 ピアノ トリスタン・ホンジンガー チェロ

二人の音楽家がかたどるこの世のものならざる不思議な形象。
現世と異界のあわいを自由に彷徨う妖しい音楽、鬼気迫る。

原田依幸とトリスタン・ホンジンガー。本作は二人の異質の音楽家による即興演奏
をCDとDVDにそれぞれ、収録した二枚組アルバムです。「即興演奏」というととかく、
むずかしく考えたり、退屈なものを想像しがちですが、この二人の演奏は、これまで
のわたしたちの思いこみを良い意味で裏切ってくれます。そう、とても面白い!即興
演奏なのです。
ここで彼らが選択している即興演奏による「対話法」は、おたがいが培ってきた積年
の音楽を交換し交感していく上で最高の方法であるようにおもいます。二人の演奏は
ジャズからクラシック音楽、さらにそれ以前の初原の音へと遡行していきます、その
さまはまさに即興(いえ、音楽)の醍醐味。この音楽は第一級の音楽家しかけしてあ
らわすことができない厚みと深みがあり、繰り返し聴いても飽くことがありません。
二人の音楽の結晶をオーディオ(CD)とヴィジュアル(DVD)でご堪能いただけます。
ジャケットを飾る画は、192〜30年代、夢野久作や江戸川乱歩の挿し絵を描き続けた
まぼろしの画家、竹中英太郎のものです。


[演者プロフィール]
原田依幸 Yoriyuki Harada ピアノ
1948年島根県生まれ。1975年、梅津和時とニューヨークに乗り込み、ウィリアム・パー
カーらロフト系ミュージシャンと競演。帰国後、伝説的なジャズオーケストラ「生活
向上委員会大管弦楽団」結成。1980年、梅津とのデュオでドナウエッシンゲン音楽祭
出演、大絶賛を博す。その後、富樫雅彦、アンドリュー・シリル、トリスタン・ホン
ジンガー等と競演。現在は小山彰太、望月英明、時岡秀雄を擁する自身のグループで
演奏しつつ、全国に100名近い参加者をもつ「大怪物団」を構想中。

トリスタン・ホンジンガー Tristan Honsinger チェロ1949年アメリカ・ヴァーモ
ント州生まれ。幼少時は主にバッハ等のクラシック音楽を学んでいたが、20歳で即興
シーンに出会い、深く傾倒。1974年に渡欧。デレク・ベイリーのカンパニーや、ICP
オーケストラ、セシル・テイラーのグループ等に参加する。以来、欧州即興シーンに
はなくてはならない存在となる。日本でも山下洋輔、浅川マキ等、数多くのミュージ
シャンとの交流でよく知られている。その演奏は視覚的にも印象的。現在オランダ在
住。


■HOMURA/原田依幸 崔善培 アルフレート・ハルト
off note on-62 [CD+DVD]
定価3.000円(税抜価格)3.150円(税込価格)
初回限定ボーナスDVD付 竹中英太郎 ジャケット画

Disc1 [CD]  
1.星火 2.狼火 3.狐火 4. 鬼火 5.埋火 6.火群 

Disc2. [DVD]
1.火群 (碧) 2.焔(緋) 3.炎(紫) 

原田依幸 p 崔善培(チェ・ソンベ) tp アルフレート・ハルト ts,cl

混沌の統一 -全き自由の予兆としての。音による心象スケッチ。
激情と激情がしのぎをけずってたちあらわれる幻の音楽響和国。

本作に収録された音楽は本年3月に韓国で録音されました。このときにはじめて、原
田(とオフノートスタッフ)は崔善培とアルフレート・ハルト、韓国在住の二人の音
楽家と出会ったのです(二人の経歴はプロフィールをご参照ください)。ですから、
本作は出逢いの音楽」とでもよぶべきものです。前作同様、本作に収録されている
音楽もまた、いわゆる「即興音楽」とよばれるものですが、3人が紡ぎ出す音楽は細
部まで神経が行き届いていて、まるで作曲された音楽のように聴こえることでしょう。
耳を傾ければ傾けるほど、興味が滾々と湧いてくる、そんな音楽になりました。本作
はディスク1のCDに音楽の記録を、ディスク2のDVDに韓国での演奏(&スナップ)の
模様を旅日記ふうに収録しました。「1アイテムで2度、美味しい」、そんな趣向です。
ジャケットを飾る画は、こちらも192〜30年代、夢野久作や江戸川乱歩の挿し絵を描
き続けたまぼろしの画家、竹中英太郎のものです。

以下、ご参考までに本作に付した英文ライナーの原文を掲げます。

NOTES
2007年3月、原田依幸とわたしたちオフノートスタッフは韓国での小さな演奏旅行を
行いました。その旅の途中でChoi Sun Bae、Alfred Harth、二人の偉大なミュージシャ
ンと出会うことができました。このアルバムは、その“出会いの記録”です。
アルバムタイトルの“HOMURA”は日本語、炎を意味します。また、人間の内面に渦巻
く激情をあらわす言葉でもあります。各トラックタイトルも全て日本語で、炎にちな
んだものを付けました。“SEIKA”は空に浮かぶ小さな星のような一点の火のこと。
中国の革命家、毛沢東の言葉に「遠くの星のように小さく見える火でも広野を焼き払
うほど大きな火になる」というものがあります。“NOROSHI”は昔、敵襲などの変事
を早く知らせるために高く上げた煙や火のこと。“KITSUNEBI”は狐の口から吐き出
された火という伝説から生まれた言葉。冬から春先にかけての夜間、野原・山間など
に多く見られる奇怪な青白い火。“ONIBI”は夜間、墓地や沼地などで青白く燃え上
がる不気味な火。人骨などのリンが自然発火したもの。人魂(ひとだま)。表現こそち
がえ、“ONBI”と“KITSUNEBI”は同じ意味です。“UZUMIBI”は灰の中にうずめた炭
火のこと。
炎はかたちあるものを焼き尽くす強い力を持っています。と同時に、周囲を照らす明
かりの役目も有している。さらに人間一人一人の魂のなかにも炎は厳然と燃えてさかっ
ているのではないでしょうか。内面に渦巻く、悩みや猜疑心、嫉妬の薪を灼き尽くす、
そして未来を赤々と照らす明かりとして。わたしたちは、わたしたちの音楽に託した
かったことはこのことです。もし、音楽を聴くあなたがそれを感じていただけたら、
無上の喜びです。

韓国の畏友、Junghoon Ha に多大な感謝を。 あなたの尽力がなければ、国境を越え
たわたしたちの共同作業は実現しなかったでしょう。
また、Kim Ju Hong & Kwark Jae Hyuk にも感謝の意を表します。あなたがたの演奏
にはじめてふれたとき、その深い精神性に言葉に言い表せないほどの感銘を受けまし
た。トラディショナルとコンテンポラリーの高い次元での融合。近い将来、あなたが
たとわたしたちの共同作業はより大きな成果を求めて新しい局面へと発展していくで
しょう(註-二人の演奏はディスク2-トラック3に収録)。
このアルバムを偉大な音楽家、Kim Dae Hwan 氏の霊に捧げます。3月1日。あなたの
命日にして、韓国民衆にとって“魂”の独立記念日にあたるこの日。わたしたちはあ
なたの霊に導かれて、たくさんの良き友人と出会うことができました。多謝、そして
合掌。

このアルバムのジャケットを飾っている画は竹中英太郎 Eitaro
Takenaka[1906-1988]が描いたものです。英太郎は1930年代に活躍した画家です。妖
美幻怪な画風で一世を風靡しました。当時、数多くの怪奇小説の挿絵、装幀をてがけ
ています。Eitaroの画の使用を快諾下さったEitaro Takenaka Memorial Art Gallery
のYukari Kaneko館長のご厚意に感謝します。Eitaroの画は時代を隔てた今、ふたた
び蘇るでしょう。

HOMURA。熱き魂の炎と炎が一つになることを願いながら。

2007.9.10 神谷一義/英訳 臼井康浩


[演者プロフィール]
崔善培 Choi Sun Bae トランペット  
1943年韓国生まれ。1960年代に米軍基地内で演奏活動を開始。78年、姜泰煥 (カン・
テーファン),金大煥(キム・デファン )と共にトリオを結成。フリージャズシーン
のなかった韓国に一石を投じる。1985年、日本で演奏、その実力を国際的に知られる
ようになる。1988年、オリンピック国際ジャズフェスティバル 、仁川シンフォニー・
オーケストラ等に参加。2002年、ドイツから韓国へ拠点を移したアルフレート・ハル
ト と共同作業開始。本年3月、原田依幸と出会い、親交を深める。70年から現在に至
るまで韓国即興シーンを先導し続けている。

アルフレート・ハルト Alfred Harth サックス、クラリネット
ドイツ生まれ。1967年、即興グループ 「ジャスト・ミュージック 」を組織し、同時
にパフォーマンス等、多ジャンルのアートに開放の場を提供する。70年代、現代音楽
家、ハイナー・ゲッペルス とデュオを開始。その後、1980年にクリス・カトラー 、
クリストフ・アンダースを加えた、伝説的アートロックバンド、カシーバーを結成。
1986年、脱退。以降、世界中を飛びまわり、ジョン・ゾーン、ペーター・ブロッツマ
ン. 、フレッド・フリス 等、様々なミュージシャンと精力的に共演。大友良英アン
サンブル のメンバー 。現在ソウルに在住。


以上、新譜アルバムの詳細でした。
皆様のご注文を心よりお待ち申し上げております。
何卒、宜しくお願い申し上げます。

2007年10月28日 off note 神谷一義


以下、通信販売のお申し込み方法です。

【通信販売について】
上記のアイテムの通信販売は、随時、承っております。
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by masaru0801 | 2007-10-29 17:23 | off note news