アムステルダム/ジャック・ブレル

振り向いた物語の始まりが
「エミグラント」の隊列とともに
「あの遠い異国の港町」に消えて行く。
(「エミグラントに寄せる」渡辺勝)

もう、12、3年くらい経つのかなぁ。
エミグラントという群体とこの唄携えてよく旅しました。
東京・長野・名古屋・京都・大阪・沖縄・仙台・北海道…。
オフノートキャラバン「夢の隊列」。
酒と音楽の日々、旅に棲んでいたあの頃ー。
いま、懐かしい寄留者の唄にじっと耳澄ます。


「アムステルダム」によせて

原詞・曲 ジャック・ブレル 
原日本語詞 奥山恵一郎 改作 渡辺勝

喧騒の夜だ 港町 水夫は歌う 海に降り注いだ夢
街中の 枝垂柳 眠れぬ水夫を そそのかす
もっと酒を浴びろ そしたら喧嘩だぞ 疲れて 泣いて 笑えっちまえよ
肩を組んで そう 乾杯 乾杯 そして呑みすぎりゃ また喧嘩ざただ
妖しい路地では 魚の頭と尻尾ばかりを 貪り食らう奴がいる
女と見れば ニヤついて 腐ったような臭い息を吐き つけまわすんだ
アコーディオン鳴り響き 犬も吠えるが それでも食らう 石につまずき ズボンも破れ
己の血をしたたらせたままで 闇に消える 街に追われる者となるんだ
足を引きずり 呻く声は 水夫が夜を紡いだ 女たちの名前
遠い日々と 戯れようぜ なんて素敵な夜じゃないか
呑んでも呑んでも呑んでも尽きない壷を 左に抱え 右にはお前を抱えて
数えきれない 微笑みを 浮かべるお前と俺との夜なんだと


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by masaru0801 | 2016-03-17 00:04